フィリップスがバックス&ルッソと提携し、日本の時計文化に特化した史上初のテーマ別オークションを発表

フィリップスがバックス&ルッソと提携し、日本の時計文化に特化した史上初のテーマ別オークションを発表

時計収集の文化は長いあいだ、日本に根付いています。

日本の国内時計メーカーは、大手から小規模なものまで国際的に愛されており、欧州の時計メーカーもローカルのコレクターを惹きつけるために特別なモデルのリリースを定期的に行っています。例えば、フィリップ・デュフォーのシンプリシティの半数以上が日本のコレクターに最初に販売されたと言われています。

そんな日本の盛んな時計文化が、今回PhillipsがBacs & Russoと協力して発表した「TOKI(刻)」で再び脚光を浴びます。これは日本の時計収集の世界に特化した初のテーマオークションで、今年11月に香港で開催されます。このオークションは、香港の西九龍文化地区にあるPhillipsのアジア本社で行われ、香港ウォッチオークションXIXと同時に開催されます。

「TOKI(刻)」オークションでは、日本市場向けに特別に製作された主要ブランドの重要な時計や、日本のコレクターが所有していた時計、そして日本の独立時計職人が制作したユニークな時計が紹介されます。

オークションの注目アイテムとしては、高島屋で販売されたオメガスピードマスターアポロXI 25周年記念モデルや、松坂屋で販売された未使用のロレックス コスモグラフ デイトナなどがあります。これらのハイライトは、7月に東京、名古屋、大阪で開催される巡回展示会と鑑定会で展示されます。

「私は時計オークション業界で20年間働いてきましたが、その間に時計市場の劇的な変化を目の当たりにしてきました。」

「今日、日本からオークションで高い落札価格をつける、コンディションの良いフルセットの時計がたくさん出品されています。また、セイコーのような日本のブランドや、浅岡肇や飛田直哉のような日本の独立時計師に対する国際的な人気も大きく伸びています。昨年11月、香港時計オークションXVIIの打ち上げ中、このテーマオークションのアイデアを思いつきました。その後、日本の様々なコレクターと話をしましたが、皆、良いアイデアだと同意してくれました。」

オークションへの出品に興味がある方は、Phillips Watchesの日本担当代表である藤本和彦(kfujimoto@phillips.com)までお問い合わせください。